NTTデータがJBISホールディングスを連結子会社化へ

NTTデータは、JBISホールディングスを連結子会社化すると発表しました。TOB(株式公開買い付け)により、株式の過半数取得と非公開化を目指しています。

買付総額と非公開化後の株主構成

今回のTOBにより、買付総額は99億8000万円となります。TOB成立後、JBISホールディングスは上場廃止予定で、非公開化後の所有割合はNTTデータが80.00%、日本証券金融が20.00%となる見込みです。

主要株主の対応

筆頭株主である日本証券金融は、所有する株式32.27%のうち12.38%について、また、その子会社である日本ビルディングが保有する0.40%についてTOBに応募する意向を示しています。

買付期間と買付価格

買付期間は2012年2月1日から3月16日までを予定しており、決済の開始日は3月24日です。買付価格は1株あたり310円で、公表前営業日の終値242円に対して28.10%のプレミアムが上乗せされています。買付予定数は3219万5250株、下限は1595万9701株、上限は設定されていません。

JBISの沿革と譲渡の背景

JBISは2006年10月に、日本電子計算と日本証券代行の共同株式移転により設立されました。日本証券代行については、全保有株式を住友信託銀行と日本証券金融に12億円で譲渡することが決まっています。

事業シナジーと期待される効果

金融・証券会社や自治体向けにシステム開発を手がける日本電子計算は、事業シナジーが見込める企業との提携を模索していました。NTTデータは、日本電子計算の幅広い顧客基盤や資金証券業務のノウハウを取り入れることで新サービスの創出などが見込めると判断しています。

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