鳥居薬品は、蛋白分解酵素阻害剤「注射用フサン®10」「注射用フサン®50」の製造販売承認を日医工に譲渡することで合意した。フサンは腎・透析領域の主力製品であり、譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2019年4月1日。M&Aアドバイザーとしては、鳥居薬品が環境変化を踏まえ、資源配分を見直すことで、経営効率化を図ったと評価できる。また、日医工は長期収載品も含めて供給することを基本スタンスとしており、血液浄化薬領域での存在感を高める狙いもあるため、今後の展開に注目が集まる。