資生堂は、高価格帯化粧品ブランド「bareMinerals」「BUXOM」「Laura Mercier」の3ブランドを米投資ファンドのAdvent International Corporationに譲渡することを発表した。譲渡価額は約770億円で、2021年中に完了する予定。資生堂はスキンケア領域に経営資源を集中するため、事業構造改革を進めている。譲渡には「bareMinerals」の日本での運営会社も含まれる。M&Aアドバイザーとしては、資生堂のスキンケア領域に注力する戦略に沿った決断と評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。