資生堂が米国のスキンケアブランド「ドランク・エレファント・ホールディングス」を8億4500万ドルで買収することを発表した。同ブランドは肌に悪影響をもたらす可能性のある原料を排除するなどの独自の商品性で米国の若年層を中心に支持を得ており、2019年12月期には初めて売上高100億円を突破する見込み。資生堂は今後の成長が期待される米国発ブランドを取り込み、主力のスキンケア事業を世界規模で拡大する。M&Aアドバイザーとしては、資生堂が海外市場での成長を目指す上で、有望なブランドを買収することは戦略的な選択であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。