資生堂は、TSUBAKIやSENKAなどのブランドで展開するパーソナルケア事業をCVCキャピタル・パートナーズに1600億円で売却することを発表した。資生堂は売却先である事業運営会社の株式を35%取得し、合弁事業として運営に引き続き関与する。国内外の事業は新会社に移管し、資生堂はOBHの親会社の株式35%を取得して合弁事業化する。M&Aアドバイザーとしてのコメントは、今後のパーソナルケア市場の変化に対応するため、資生堂が事業の再編を進めたことは戦略的な判断であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。