神戸製鋼所は、コベルコマテリアル銅管の全保有株式55%を三菱商事傘下の投資会社に譲渡することを決めた。譲渡価格は約120億円で、譲渡予定日は2022年3月31日。コベルコマテリアル銅管は、神鋼と三菱マテリアルの銅管事業を統合して設立され、空調用や建築・給水給湯用の製品を製造・販売している。三菱マテリアルも保有する全45%の株式を譲渡する予定。M&Aアドバイザーとしては、神戸製鋼所が不採算事業の再構築を進める中で、戦略的な譲渡を行うことで経営効率を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。