武蔵精密工業は、リチウムイオンキャパシターの開発・製造を手がけるJMエナジーの株式80%を取得し、子会社化することを決めた。自動車の電動化などに伴い、今後成長が期待される蓄電デバイスの開発・生産技術や生産施設を取り込み、新たな事業展開を目指す。M&Aアドバイザーとしては、自動車業界の電動化に伴い、蓄電デバイス市場が拡大する中で、武蔵精密工業が事業拡大に向けた戦略的なM&Aを行ったことは、業界内での競争力強化につながると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。