森永乳業は、パキスタンで育児用調製粉乳を製造する合弁会社NutriCo Morinagaの株式33.27%を追加取得し、子会社化することを決めた。取得価額は約76億9500万円で、取得日は未確定。森永乳業は1978年からパキスタン向けに育児用調製粉乳の輸出を始め、同国で40年を超える事業実績を持つ。M&Aアドバイザーとしてのコメントは、森永乳業がアジア圏における育児用ミルク事業の拡大戦略を進める中で、パキスタン市場の深耕を促進するために、NutriCo Morinagaの経営権を獲得したことは戦略的な決断であると言える。