森永乳業は、パキスタンで育児用調製粉乳を製造する合弁会社NutriCo Morinagaの株式33.27%を追加取得し、子会社化することを決めた。取得価額は約76億9500万円で、取得日は未確定。森永乳業は1978年からパキスタン向けに育児用調製粉乳の輸出を始め、同国で40年を超える事業実績を持つ。M&Aアドバイザーとしてのコメントは、森永乳業がアジア圏における育児用ミルク事業の拡大戦略を進める中で、パキスタン市場の深耕を促進するために、NutriCo Morinagaの経営権を獲得したことは戦略的な決断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。