森六ホールディングスは、子会社の森六プレシジョンの全株式を国分プレス工業に譲渡した。これは、電動化の流れなどを受け、自動車部品を取り巻く事業環境が急速に変化する中、成長分野に経営資源を集中させるためである。譲渡価額は非公表。M&Aアドバイザーとしては、自動車業界における電動化の進展に伴い、部品メーカーの再編が進むことが予想される。今後も、業界の動向に注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。