栗田工業は、米ペンタゴン・テクノロジーズ・グループの株式を追加取得し、子会社化することを決定した。現在の持ち株比率26%から51%に引き上げ、半導体精密洗浄市場で世界トップクラスのシェアを持つ同社を取得する。取得価額は58億7500万円で、取得予定日は2020年4月1日。これにより、栗田工業は国内精密洗浄事業との相乗効果を通じてビジネス拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、栗田工業が半導体分野での事業拡大を進める上で、戦略的な買収となると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。