東海カーボンがドイツの炭素黒鉛製品メーカー、COBEX HoldCoを約1000億円で買収することを発表した。COBEXはアルミ精錬用カソード、高炉用ブロック、炭素電極の3分野で世界有数のシェアを持ち、安定的な成長が見込まれている。東海カーボンは昨年、米のカーボンブラックメーカー、シド・リチャードソン・カーボンを買収しており、今回の買収でグローバルな事業拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、東海カーボンがグローバル市場での競争力を高めるために、積極的なM&A戦略を展開していることが注目される。