東京衡機は、中国子会社の無錫三和塑料製品有限公司の全出資持ち分を、特注家具・住宅設備向けOEMのFPKナカタケに1500万円で譲渡することを決めた。竹中洋氏が支配株主となっているFPKナカタケは、無錫三和塑料製品の経営再建を指揮してきた。譲渡予定は2022年2月中。無錫三和塑料製品は東京衡機の海外事業の中核会社と位置づけられていたが、業績が低迷していた。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:東京衡機が無錫三和塑料製品の譲渡を決めたことは、海外事業の見直しによる経営効率化の一環と考えられる。竹中洋氏が支配株主となっているFPKナカタケが譲渡先となったことで、無錫三和塑料製品の経営再建が期待される。今後は、東京衡機がより収益性の高い事業に注力することが求められる。