昭和電線HDと古河電気工業は、建設・電販市場向け汎用電線の販売事業を統合することで基本合意した。新販売会社「SFCC」を共同出資で設立し、2020年4月1日の営業開始を目指す。新販社では販売業務の効率化を進め、在庫の一括集中管理を実施し、収益改善につなげる。建設・電販市場向け汎用電線を除いた商品の販売については従来通り、両社の子会社が継続する。M&Aアドバイザーとしては、競合他社との差別化を図るために、新販社がどのような戦略をとるかが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。