日立金属は、中国子会社の宝鋼日立金属軋輥(南通)有限公司の全保有持ち分70%を南通能達城市更新建設有限公司に譲渡することを決めた。宝鋼日立は2016年に生産を停止して以降、会社解散や保有持ち分の譲渡を検討してきた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定は2021年12月中。M&Aアドバイザーとしては、日立金属が事業の再編成を進める中で、不採算事業の撤退や資産の最適化を行うことが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。