日立ハイテクは、中国・ASEAN向けに各種分析装置の販売を手がけるTechcomp Scientific Limitedの株式を追加取得し、子会社化することを決めた。現在33.4%の持ち株比率を100%に引き上げ、現地での販売・サービス体制を強化する。Techcomp Scientificは2018年に設立され、日立ハイテクの製品を取り扱っている。取得価額は非公表で、取得予定日は2020年7月31日。M&Aアドバイザーとしては、日立ハイテクが中国・ASEAN市場での事業拡大を進める上で、現地での販売・サービス体制を強化するこのM&Aは戦略的な意義があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。