日本興業は、鹿児島市の葉月工業の株式80%を取得し、子会社化することを決定した。葉月工業は、法面保護工事や交通安全施設工事、橋梁補修工事などを手がける。日本興業は、プレキャストコンクリート製品の総合メーカーで、土木資材、景観資材、エクステリアの3事業を柱とする。老朽化した橋梁や道路などの点検・調査、維持・補修を成長分野と位置付け、事業拡大に取り組んでいる。

M&Aアドバイザーのコメント:日本興業の葉月工業の株式取得は、新たな事業分野である法面保護工事を取り込むとともに、九州地区でプレキャストコンクリート製品の販路開拓を進めるための戦略的な決定である。老朽化した橋梁や道路の維持・補修を成長分野と位置付け、事業拡大に取り組むことで、今後の業績向上が期待される。