日本精工が英国のスペクトリスからコンディション・モニタリング・システム(CMS)事業を約211億円で取得することを決定した。CMS事業は予知保全の分野で成長が期待されており、スペクトリスは回転機械向けの設備保全や状態監視の世界的大手である。日本精工は今後の重点分野の一つに予知保全を掲げており、生産性向上や品質改善への貢献が期待されている。M&Aアドバイザーとしては、日本精工が予知保全分野に注力することで、競争力を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。