日本精工は、ステアリング事業を統括するNSKステアリング&コントロールの株式50.1%を投資ファンドのJISに譲渡することを決定した。NS&CがJISを割当先とする総額200億円の種類株式を発行し、共同運営に移行する。日本精工は株式49.9%を保有し、譲渡予定日は2023年7月3日となる。
M&Aアドバイザーのコメント:日本精工のステアリング事業の業績回復に向けた構造改革を推し進めるため、JISとの共同運営に移行することは、戦略的な判断と言える。今後は、JISとの協力体制を構築し、ステアリング事業の成長に注力していくことが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。