日本産業パートナーズがNEC傘下の日本アビオニクスに対してTOBを実施し、子会社化することを発表した。買付価格は1株につき1100円で、買付代金は最大17億1200万円。日本アビオニクスは防衛装備品などを手がけるが、業績は低迷しており、NECは事業立て直しを期待している。M&Aアドバイザーとしては、日本アビオニクスの業績低迷や防衛市場の厳しい状況を踏まえ、買付価格が妥当かどうか慎重に検討する必要がある。