日本アジアグループは、国際航業とJAG国際エナジーの全株式をカーライル・グループに約585億円で譲渡することを決定した。これは、森林活性化事業に経営資源を集中するための一環である。譲渡予定日は2021年9月7日で、TOB成立に伴い、シティインデックスイレブンスの傘下に入る。MBOによる株式の非公開化計画が不調に終わった後、シティが敵対的TOBを仕掛けたが、最終的にTOBが成立した。M&Aアドバイザーとしては、日本アジアグループが森林活性化事業に注力することで、事業ポートフォリオの最適化を図ったと評価できる。