日揮ホールディングスは、日本ファインセラミックスを通じて昭和電工マテリアルズのセラミックス事業を取得することを発表した。取得価額は未確定で、2021年9月の最終契約締結を目指す。この取得により、半導体や次世代自動車などの成長分野の新製品開発につなげる狙いがある。日本ファインセラミックスは、産業機械や半導体、液晶製造装置に使われるセラミックスなどを主力製品とする。M&Aアドバイザーとしては、この取得により日揮ホールディングスが成長分野に進出することができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。