新生銀行は、ニュージーランド最大手のノンバンク、UDC Financeを買収することで合意したと発表した。取得価額は約515億円で、小口ファイナンス分野の事業強化が狙いである。UDCはANZ傘下で、個人向け自動車ローンや法人向け資産担保ファイナンスに強みを持ち、従業員は225人である。新生銀行は、昭和リースやアプラスを通じて、UDCと同様な事業を日本国内で行っている。M&Aアドバイザーとしては、新生銀行が海外市場に進出し、事業拡大を図る戦略に沿った買収であると評価できる。