新日本科学は、中国の肇慶創薬生物科技有限公司を康龍化成(北京)新薬技術股份有限公司に譲渡し、所有割合を引き下げることを決めた。康龍化成は医薬品の研究開発サービス事業をグローバルに展開する上場企業であり、合弁運営に切り替えて事業拡大を目指す。譲渡価額は非公表で、譲渡予定は4月中。新日本科学は引き続き、中国の当該施設から日本国内で行う前臨床試験に必要な実験動物を購入する権利を留保する。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:新日本科学は、リスク分散を図りながら事業拡大を目指すため、中国の康龍化成との合弁運営に切り替えることで、戦略的な決断を下した。また、中国市場における実験動物の需要増加に対応するため、康龍化成との協業により、事業拡大を加速することが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。