戸田建設は茨城県の地場大手建設会社である昭和建設の全株式を取得し、子会社化することを決定した。昭和建設は1955年に創業し、売上高は91億4000万円、純資産は36億4000万円である。取得価額は非公表で、取得予定日は2021年11月1日である。後に株式取得方法が変更され、57%の株式を現金対価で、残りの43%の株式を株式交換で取得することが発表された。この取引は、茨城エリアでの事業基盤強化の一環である。M&Aアドバイザーとしては、この取引が戸田建設にとって戦略的な意味を持ち、茨城エリアでの事業拡大に貢献することが期待されると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。