戸田工業は、中国の江門協立磁業高科技有限公司の持ち分60%を取得し、子会社化することを決めた。江門協立は磁性粉末と樹脂を複合化した精密成形部材の日系メーカーで、戸田工業と長年取引関係にあった。取得価額は非公表で、取得予定は2021年8月10日以降。最終的には完全子会社化する予定。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:戸田工業は、江門協立磁業高科技有限公司の取得により、サプライチェーンの安定化と事業承継の観点から、経営権を握ることに成功した。また、長年取引関係にあった江門協立の技術力を取り込むことで、製品の品質向上や新規市場の開拓につながると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。