川崎汽船は、米国の物流事業会社CDSの全保有株式をSun Capital Partnersに譲渡することを決定した。譲渡価額は未確定だが、関連会社株式売却益約50億円を特別利益として計上する予定で、譲渡予定日は2021年5月31日。CDSはバイヤーズコンソリデーション事業、NVOCC事業、陸送事業、倉庫業などを手がける。M&Aアドバイザーとしては、川崎汽船が事業構成見直しを進める中で、CDSの譲渡は戦略的な決断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。