川崎汽船は、カリフォルニア州ロングビーチ港でのコンテナターミナルを運営する現地子会社ITSの全保有株式を、Macquarie Infrastructure and Real Assetsに譲渡することを決定した。譲渡価格は非公表で、2020年10月に実施される予定。この譲渡は、日本郵船、商船三井との3社でつくる統合会社ONEへのコンテナ船事業移管に伴うグループ会社戦略の見直しの一環である。M&Aアドバイザーとしては、今後もグループ会社の戦略的な見直しや再編に注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。