大陽日酸が、米プラクスエアが欧州で展開する産業ガスと炭酸ガス、ヘリウム事業の一部を50億ユーロ(約6438億円)で買収することを発表した。これにより、同社は欧米市場にも強固な足場を築くことになる。取得するのはドイツ、スペイン、ポルトガルなど9カ国における産業ガス事業と英国、アイルランドなど4カ国における炭酸ガス事業およびヘリウム事業。事業取得は2018年11月を予定している。M&Aアドバイザーとしては、大陽日酸が欧州市場に進出することで、グローバルな競争力を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。