大王製紙は、紙製猫砂を製造する大貴を約74億円で全株式取得し、子会社化することを決めた。大貴は、規格外の紙おむつや壁紙などをリサイクル原料として活用し、高品質な紙製猫砂を製造しており、約4割のシェアを持つ。大王製紙は、生産ロスについてグループ内で完結する形でマテリアルリサイクルを実現するため、大貴を傘下に収めることで対応する。M&Aアドバイザーとしては、大王製紙が環境に配慮した事業展開を進めることで、社会的な評価を高めることができると考えられる。