合同製鉄は、中堅電炉メーカーの朝日工業をTOBにより完全子会社化することを決定した。両社が主力とする建設用鋼材の需要が伸び悩む中、競争力向上のための抜本的なコスト削減が課題となっている。買付価格は1株1800円で、最大126億円の買付代金が予定されており、買付期間は2019年2月4日から3月18日まで。M&Aアドバイザーとしては、両社の相互補完性を評価し、業界内の再編が進む中で、今後も注目すべき動きがあると考えられる。