出光興産は、ENEOSの知多製造所の石油化学製品製造設備を取得することで合意したと発表した。出光興産は、パラキシレンの製造に関して国内で年産47万9000トンの製造設備を持っており、ENEOSから取得する予定の製造設備は年産40万トンの規模である。M&Aアドバイザーとしては、出光興産が新規設備を建設するよりも効率的な方法を選択したことは、賢明な決定であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。