住友商事は、ボリビアのサンクリストバル鉱山での銀・亜鉛・鉛鉱山事業を運営する子会社の全出資持ち分をカナダの鉱山会社に譲渡することを決定した。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2023年1月31日だったが、2月中に変更された。サンクリストバル鉱山は世界有数の生産量を持ち、住友商事は2006年に参画していた。M&Aアドバイザーとしては、住友商事が事業ポートフォリオの入れ替えを踏まえた戦略的選択肢を検討し、今回の決定に至ったことを評価する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。