三菱地所が、不動産賃貸会社のアーバンライフをTOBにより完全子会社化することを決定した。買付価格は1株当たり2415円で、買付予定数は314万7070株で最大76億円となる。アーバンライフは上場廃止となる。三菱地所は、関西地区で分譲マンション事業を展開しており、アーバンライフの店舗網や知名度を生かせると判断した。M&Aアドバイザーとしては、三菱地所が関西地区での事業拡大を目指す上で、アーバンライフの買収は戦略的な意味があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。