三菱マテリアルは、子会社のユニバーサル製缶と三菱アルミニウムのアルミ圧延・押出事業を、アポロ・グローバル・マネジメント傘下の昭和アルミニウム缶に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年3月31日。三菱マテリアルは、グループ内での相乗効果が見いだしにくいアルミ事業について、事業再編の機会を模索していた。M&Aアドバイザーとしては、三菱マテリアルがアルミ事業の競争力強化を追求するために、アポロのもとで事業を継続することが最良の選択であると判断したと言える。