三井松島ホールディングスは、花菱縫製やメルボグループのオーダースーツ事業を統合することで基本合意したと発表した。三井松島が66%、メルボの創業家側が34%を保有する事業持ち株会社を設立し、対象3社を傘下に置く。オフィスウエアのカジュアル化でスーツ業界を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、オーダースーツの“両雄”が手を組み、競争力を高める。M&Aアドバイザーとしては、スーツ業界の厳しい状況下での統合は、業界再編の一例として注目される。