三井化学と三井物産は、本州化学工業に対してTOBを実施することを発表した。両社は現在、本州化学の株式を各26.99%保有しており、TOBを通じて全株式を取得し、最終的に三井化学51%、三井物産49%の持ち株比率とする予定。買付代金は最大96億6394万円で、買付開始は2021年5月ごろをめどに行われる。本州化学はTOBに賛同しており、買付価格は1株につき1830円である。本州化学は高機能樹脂の原料や化学品を製造しており、三井化学と三井物産は研究開発や生産技術などの経営資源を投入し、中長期的な成長を促すことを目的としている。

【M&Aアドバイザーのコメント】
本州化学は、高機能樹脂の原料や化学品を製造する中堅化学メーカーであり、三井化学と三井物産のTOBにより、両社の経営資源を投入することで、中長期的な成長が期待される。今後は、両社のシナジー効果を最大限に引き出し、事業拡大に取り組むことが求