ローム、タンタルコンデンサー事業をKAVXに譲渡へ。業界大手に託し、経営資源集中と顧客供給責任を果たす。譲渡価額は非公表、予定日は2022年8月5日。

ロームは、タンタルコンデンサー事業に関する製造ラインや知的財産権などの関連資産を、京セラの米国子会社であるKYOCERA AVX Components Corporation（KAVX）に譲渡することで最終合意した。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年8月5日。M&Aアドバイザーとしては、ロームが重点領域への経営資源の集中を実現し、顧客への供給責任を果たすために、KAVXに事業を託すことを判断したと考えられる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。