スーパーバリューがロピア・ホールディングスに対し、約22億9800万円の第三者割当増資を行い、傘下に入ることが発表された。ロピアはスーパーバリュー株の33%余りを持つ第2位株主で、増資引き受けに伴い所有割合が51.62%に高まる。スーパーバリューは東証スタンダード市場への上場は維持する。スーパーバリューはスーパー24店舗、スーパーとホームセンターの複合店舗10店舗の合計34店舗を埼玉県、東京都、千葉県で運営する。ロピアはスーパー65店舗を運営し、グループ全体の2022年2月期の売上高は2469億円。スーパーバリューとロピアの店舗のエリア補完が期待できるほか、ホームセンター部門を持たないロピア店舗への商品供給なども進める。M&Aアドバイザーとしては、スーパーバリューが財務基盤を安定させ、中長期的な発展に向けた体制づくりを進めることで、業績改善につなげることが重要である。