CSSホールディングスは、ヤマト食品の全株式を投資会社のケイエフに譲渡することを決定した。ヤマト食品は高齢者福祉関連で事業拡大を目指していたが、大型の受注を失ったことから売上高が減少し、営業赤字を計上していた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2019年9月30日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ヤマト食品は高齢者福祉関連での事業拡大を目指していたが、大型の受注を失ったことが営業赤字につながった。今回の譲渡により、ヤマト食品は再生の機会を得ることができるかもしれない。一方で、ケイエフはどのような戦略でヤマト食品を再生させるのかが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。