メドレーは、電子カルテシステム開発のパシフィックシステムの株式80%を取得し、子会社化することを決めた。パシフィックシステムが強みとする中小病院向け電子カルテは普及が進みつつあるものの、紙カルテが依然主流で、今後の有望分野とみている。取得価額は8億2300万円で、取得予定日は2021年1月4日。メドレーは、医療ヘルスケア分野でのデジタル活用を加速するため、パシフィックシステムを傘下に取り込む。M&Aアドバイザーとしては、メドレーの戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。