ミライト・ホールディングスが西武建設の株式95%を約620億円で取得し、子会社化することを発表。通信工事需要の減少により、街づくり関連やグリーン発電などの成長領域で事業展開を加速する狙いがある。西武建設は西武鉄道が全額出資し、鉄道関連工事やエリア開発に伴う建築・土木工事を手がけてきた。西武ホールディングスはアセットライトな事業運営を打ち出しており、今回の売却もその一環。M&Aアドバイザーとしては、ミライト・ホールディングスの成長戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。