ミネベアミツミが、ホンダ傘下のロック製品メーカーであるホンダロックの全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は非公表で、2022年中の取得完了を見込む。ホンダロックは、四輪・二輪車、農業・建設機械用のロック製品と住宅用のキーレスシステムを主力としている。ミネベアミツミは、2019年に自動車部品メーカーのユーシンを傘下に収めたことがあり、ホンダロックとのビジネス補完が期待される。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ミネベアミツミは、自動車部品メーカーとしての地位を強化するため、ホンダロックの取得を決定した。ホンダロックの製品ラインナップは、ミネベアミツミの既存事業と相性が良く、両社の協力関係の構築が期待される。また、ユーシンの取得に続いて、自動車部品メーカーのM&A戦略を進めることで、市場競争力を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。