ポーラ・オルビスホールディングスは、医薬子会社のポーラファルマの全株式をアラブ首長国連邦の商社Sun Pharma Global FZEに譲渡することを決定した。ポーラファルマは皮膚関連領域に特化した医療用医薬品企業で、業績が低迷していた。譲渡先のSun Pharma Global FZEは、インドSun Pharmaceutical Industries Limitedの子会社である。譲渡価額は△1億円で、譲渡予定日は2018年12月以降となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ポーラファルマの業績低迷による譲渡は、競争環境の激化や薬価改定などの影響を受けた医薬品業界において、今後も増加することが予想される。企業は、業績低迷に陥った場合、M&Aを通じて事業の再編成を行うことが求められる。M&Aアドバイザーは、企業の事業再編成において、適切な譲渡先の選定や交渉、契約書の作成などを支援することが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。