米投資会社のベインキャピタルが三井E&Sホールディングスの連結子会社である昭和飛行機工業に対してTOBを実施することを発表した。最大694億円を投じて全株式の取得を目指す。買付価格は1株あたり2129円で、特別配当を含めた合計額はTOB公表前日の終値2545円に8.45%のプレミアムを加えた水準。買付期間は2月10日~3月10日までの20営業日。M&Aアドバイザーとしては、今後も日本企業のM&A市場は活況を呈し、海外投資家の関心も高まっていることから、今後も注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。