フーマイスターエレクトロニクスは、東証ジャスダック上場企業で、韓国LG向け電子部品販売を主力とする会社である。投資会社のTMKがMBOによって株式の非公開化を行い、TOBを実施することが発表された。買付価格は1株1180円で、買付期間は2月14日から4月10日までで、買付金額は8億1500万円となっている。フーマイスターは業績低迷により、抜本的な事業基盤の再構築が必要と判断し、株式の非公開化が最善の選択であると判断した。M&Aアドバイザーとしては、フーマイスターが再生するためには、投資家との協力関係を築き、事業再生に取り組むことが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。