フリービットは、トーンモバイルの全事業を8億8000万円で取得することを決定した。トーンモバイルはCCCの子会社で、MVNOサービスを提供しており、対面販売・サポートを組み合わせた独自体制により「TONE MOBILE」を確立している。取得予定日は2019年12月1日で、業務提携は解消されるが、CCCグループの店舗でのサービス提供は当面継続する。フリービットは今年6月にアルプスアルパインと資本・業務提携し、CaaS領域での事業展開にも乗り出している。
【M&Aアドバイザーのコメント】
フリービットのトーンモバイル全事業取得は、MVNO市場における競争力強化に繋がると考えられる。また、CCCグループの店舗でのサービス提供が当面継続されることで、既存顧客の維持にもつながると思われる。フリービットは、アルプスアルパインとの資本・業務提携により、新たな事業展開にも注力しており、今後の動向に注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。