フジプレアムが、液晶ディスプレー製造用装置メーカーの飯沼ゲージ製作所を全株式取得し、子会社化することを決定した。取得価格は非公表で、取得予定日は2021年4月26日。飯沼ゲージ製作所は、液晶製造装置の開発・製造に乗り出し、ラビング装置では世界首位のシェアを持つ。フジプレアムは、液晶関連装置の品ぞろえが加わることで、主力の貼合加工事業の付加価値向上とともに、メカトロニクス事業における顧客ニーズに幅広く対応することができるとしている。M&Aアドバイザーとしては、フジプレアムの事業拡大に向けた戦略的なM&Aであると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。