フォーサイドは、金融子会社のフォーサイドフィナンシャルサービスの全株式を大原錬氏に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2023年1月1日。FFSは投資銀行業務を手がけており、個人向け融資業務やM&Aのアドバイザリー業務、純投資によるキャピタルゲインなどを行っていたが、コロナ禍で損失が膨らみ、債務超過に陥っていた。M&Aアドバイザーとしては、事業の選択と集中が重要であり、今後の展開に期待したい。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。