フェローテックホールディングスは、中国で半導体ウエハーを製造する子会社の株式60%を地方政府や民間投資基金に譲渡し、上場を目指すため外部資本を導入する。譲渡価額は約296億円で、譲渡予定日は2020年10月15日。半導体ウエハー事業は巨額の設備投資を要するため、事業拡大には外部資本の導入が必要となっていた。中国政府は半導体の国産化を加速させるため、各種支援を強化している。M&Aアドバイザーとしては、中国市場における半導体産業の成長に注目し、今後も同様の動きが見られる可能性があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。