ナノキャリアが、核酸医薬品の研究開発を手がけるアキュルナを吸収合併することを決定した。合併比率はナノキャリア1:アキュルナ67.5で、医薬品事業の基盤構築を目指す。ナノキャリアは、ナノテクノロジーに基づくミセル化ナノ粒子技術を活用した医薬品の開発を進めており、アキュルナは核酸医薬品のナノDDS技術を社会実装するために設立された創薬ベンチャー企業である。M&Aを通じて外部経営資源の取り込みにも積極的に取り組んでいる。M&Aアドバイザーとしては、今後の医薬品市場の成長に注目し、ナノキャリアの戦略的なM&Aに期待したい。